十勝川で生まれるジュエリーアイス(宝石の氷)
2017.02.04
(写真提供:古谷敦さん)
先日、今年の冬の十勝で大きな話題になっているジュエリーアイス(宝石の氷)を見に、豊頃町にある大津海岸を訪れました。
豊頃町は十勝川が太平洋に流れ込む河口エリア。明治初期に十勝開拓が始まった頃、交通と物流の重要地だった場所。冬の寒さで十勝川の淡水が凍って透明な氷となり、太平洋に流れ出て、波に返されて海岸に打ち上げられます。
その透明な氷の美しさ、十勝の冬の青空や太陽の光と相まって「ジュエリーアイス(宝石の氷)」と呼ばれるように。徐々に多くの人が訪れるようになり、今年はNY Timesなど世界のメディアに紹介されるまでになりました。
現地を訪れ、宝石のような透明な氷はもちろん美しいです。さらに、多くの氷(雪ではなく)が打ち上げられている海岸の風景も心に沁みるものがありました。ほとんど人の営み存在を感じられない冬の太平洋の海岸が、無数の氷で埋め尽くされている。海の水が凍った流氷とは異なる美しさを感じられると思います。
(写真提供:TK)
おそらく依田勉三翁が率いた民間開拓団が十勝を訪れる前の遥か太古の時代から、透き通った氷は大津の海岸に広がっていたものと思います。それを地元の写真家の方が見つけ、「ジュエリーアイス」と名付けられ、いま大きな注目を集めています。
十勝には、まだ発見されていない「ジュエリー」が無数に、無造作に存在しています。NUPKAを拠点に、あなたの「宝石」を見つける旅をお手伝いできることを願っています。
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