冬の北海道のスポーツ・レジャーと言えば、真っ先にスキーが思い浮かぶ方も多いと思いますが、日本海側気候に属するニセコや札幌、富良野といった北海道の西側と違い、十勝の平野部は一年通じて晴天率が高いこともあって積雪は西側ほどは降らず、逆に冬の気温は札幌辺りよりグッと下がりますので、基本的には氷の世界です。
地域の学校では、体育でスピードスケートの授業があり、地元の方はほとんどがスケート経験者です。
学生時代からスケート選手として活躍し、オリンピックに出場するような十勝出身者が多数おり、十勝はスケート王国とも言われています。

そんな背景の中、2017年の冬、帯広街なかの空き地に手作りの野外スケートリンク『とかちアイスパーク』が登場しました。 冬の間は常に気温が氷点下の帯広ですが、グッと冷え込む夜間に毎晩水を撒き、少しずつ氷を厚くして平らに整え、ようやくスケートリンクができあがります。

帯広も他の地方都市と同様、街の空洞化現象が起きていますが、冬に現れたスケートリンクには、地元の子どもや学生ばかりでなく、大人たちも気軽にスケートを楽しむ姿が見られます。
時には現役、あるいは受験のため引退した高校生フィギュアスケーターが上手に氷の上をクルクルと舞っている姿も見られ、“流石スケート王国”と感じさせるシーンも！

スケート靴はレンタルしていますので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

◎とかちアイスパーク
帯広市西2条南9丁目
12月下旬～2月中旬頃（その年の気候により変わります）
https://tokachiicepark.com