西良太郎さん(カシオペイアコーヒー)連載インタビュー(第2回)
旅先で美味しいコーヒーに出会うことは、旅の大きな楽しみです。HOTEL & CAFE NUPKAでご提供するカシオペイアコーヒーを焙煎してくださっている西良太郎さんの連載インタビュー第2回目。今回は珈琲豆を焙煎することの魅力がテーマです。
[ヌプカ] どれくらいの頻度でコーヒー豆の焙煎を行っているのですか?
[西さん] 焙煎したての新鮮なコーヒー豆でコーヒーを飲んでいただきたいと思い、全てご注文をいただいてから手動の焙煎機を使い、少量ずつ焙煎をしています。また、ご要望があれば、コーヒーの淹れ方のコツなどのお話させていただいています。
[ヌプカ] 手動の焙煎機というのは、ずいぶん手間をかけているのですね。
[西さん] 焙煎を始める前に、生豆の状態で、傷んでいるものやカビが生えているもの、石などを手で取り除きます。その作業中に、コーヒー豆を栽培している現地の方が着ていたであろう、衣服の切れ端が入っていることがあります。そういう物を見ると、コーヒー豆は手作業で行われているんだということを思い出し、僕が焙煎する道具も手動なので、とても親近感が湧いてきます。
[ヌプカ] コーヒーの焙煎自体がお好きなんですね。
[西さん] 傷んだ豆や石などを取り除いたあとに焙煎を始めるのですが、焙煎しはじめは水分を含んでいるので青臭い様な香りがします。
焙煎が進んでいくと、次第に豆の色と香りが変わっていき、やがて見慣れたコーヒー豆になります。だんだんと変化していくその様子は見ていてとっても楽しいです。
[ヌプカ] 西さんにのとってのコーヒーの魅力はなんですか?
[西さん] 焙煎が終わり、挽いたばかりのコーヒー豆の香り、淹れたてのコーヒー豆の香りを嗅ぐと幸せを感じます。僕にとってコーヒーの魅力はその香りです。
[ヌプカ] カシオペイアコーヒーという名前の由来について教えてください。
[西さん] カシオペイアという名前は、ミヒャエル・エンデの童話「モモ」に出てくる亀の名前です。「モモ」は、町の人々が時間泥棒に時間を盗まれ、主人公の女の子「モモ」が盗まれた時間を取り戻すお話です。カシオペイアは、モモの手助けをする未来を少しだけ見ることができる亀です。
(続く)
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西良太郎さん(カシオペイアコーヒー)連載インタビュー(第1回)はこちら
http://www.nupka.jp//west-ryotaro-he-cassiopeia-coffee-series-interview-part-1/