十勝で地ビールを作る【帯広ビール・十河さん】
NUPKA OPENから早いもので半年ほどが過ぎました。
NUPKAも少し落ち着いてきたところで、 こちらで日曜日に、NUPKAや十勝周りの諸々を紹介していきたいと思います。
どうか日曜日は こちらを覗いてみてくださいね。
先日、十勝で地ビールの製造をしていらっしゃる フリーランス醸造エンジニアの十河文英さんにお話を伺いました。
NUPKAの看板である旅のはじまりビールも 十河さんとの出会いから生まれたんですよ。
ビール職人の十河文英さんは帯広ビール(平林英明オーナー)の設備を借りて醸造の全てを一人でこなしています。
地場産の材料にこだわった、地ビールを作っています。 今回は、十河さんに地ビールにかける想いを伺いました。
(花火大会の屋台にて 十河さんと息子さん)
十河さんは、現在十勝で【帯広ビール】に携わる10年ほど前、ドイツビールの製造に携わっていました。
当時は材料をドイツから仕入れ、醸造は地元で行うといったスタイル。
外から材料を仕入れての醸造に違和感を覚えた十河さんは 「地元の材料でビールを作りたい」との想いを持つようになりました。
そんな想いから誕生した木苺のビールは 地元十勝の材料を用い、ベルギーの伝統的な製法で丁寧に醸造されています。
(木苺のビール@NUPKA 色鮮やかなフルーツビールです。 甘酸っぱくて美味しい! 材料の木苺は帯広の【ときいろファーム】さんのものを使用しています。)
地元を離れた、札幌や東京で飲むよりも 地元十勝に出向いて、その土地で飲むからこそ の美味しさを味わって欲しい、と十河さん。
ビールの本場ドイツのように それぞれの地元を旅してまわって、その土地ならではの地ビールを味わって欲しい と想いを語りました。
「ドイツには、旅してビールを飲む『Bier-Reise (ビアライゼ)』という単語もあるんですよ。
日本にも、ドイツの『Bier-Reise (ビアライゼ)』のような文化を根付かせたい。」
「現在、札幌や東京にも地ビールを卸しているけれども、各地で飲んだビールをキッカケにして、十勝に足を運んで貰えたら。」
「情報発信も大事だけれど、その前に味をまずしっかり極めたいと考えています。 納得できる味で、もてなす姿勢ができてから発信したい。」
と語る十河さんは、職人の顔。
是非、十河さんこだわりのクラフトビールを飲みに NUPKAにいらしてください。
十河さんこだわりのビール 十河さんとの出会いから生まれた【旅のはじまりビール】 飲み比べてみるのも、面白いかもしれません。